自分がかかえている不良債権を売ろうとしているのではないかと心配になる様なものもあります。
所有している不動産はマーケットでは誰も買い手がいないはずです。
不良債権を持っている不動産会社にしてみれば、当然、早く売ってしまいたいはずです。
そんなときに都合よくお金が流れ込んできて、配当利回りを下げても、みんな喜んで買ってくれるようになったのです。
配当利回りが下がるということは売価が上がるわけなので、売る側にしてみればこれほどありがたい話はないはずです。
このチャンスに合わせて、これから価値の下がる不動産はみんな処分してしまえということになっているのでしょう。
REITブームにのって、いわゆる不良債権の飛ばしをやっているのです。
不良債権を飛ばすのに便利な道具ができたものです。
私は、「破綻するかもしれないし、破綻しないかもしれません。
一時的に景気はよくなるかもしれません」と答えています。
ただし、日本国の財政状態が非常に厳しく、危機的な状態にあるのは確かです。
財務省が6月25日に発表した06年度末の国債や借入金など国の債務残高(借金)は、前年度末に比べ6兆8981億円(0.8%)増の834兆21786億円と、過去最大を更新しました。
国民1人当たりに換算すると、653万円になります。
財政難の深刻さが改めて浮き彫りになりました。
国債残高だけで国内総生産(GDP)の1.3倍もの金額であり、さらに長期金利が1%上昇すれば、国債の利払い負担は一兆6000億円増えるため、デフレを脱却して金利上昇局面に入れば借金の負担はさらに膨れ上がることになります。
そのほか、少子化によるマーケットの縮小というマイナスの要因もあります。
1人の女性が生涯に産む子供の平均数の推計値である合計特殊出生率が、5年連続で過去最低を更新し、2005年は1.25となったことが厚生労働省の人口動態統計(概数)でわかりました。
前年比0.04ポイントの大幅下落で、人口減少に歯止めがかからない実態がわかりました。
2005年1年間に生まれた子供の数は106万2604人で、過去最低だった前年より約4万8000人減。
一方、出生数から死亡数を引いた「自然増加数」はマイナス2万1408人で、統計を取り始めた明治32年以来、データのない昭和19〜20年を除き初の減少となり、平成17年に人口減少社会に突入したことを改めて裏付けました。
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